いちじくジャム作りの尾道市民もいちじくコンフィチュールの味にビックリ!
「尾道産のいちじくは甘くておいしい」とよく言われます。その尾道産のいちじくは、蓬莱柿(ほうらいし)という在来種です。日本では、この種のいちじくの出荷量は尾道が日本一です。
そんなわけで、尾道市民はご自慢のいちじくジャムを作られる方も大勢いらっしゃる。それだけに「いちじくコンフィチュールって何?」と尋ねられると、「ジャムのようなものですが....」とお答えすると、私も作ってるからと無関心。そんな方が、このコンフィチュールを味わうと、異口同音に「このコンフィチュールの作り方(レシピ)を教えてくれないかなぁ?」。それに対して私はいつもこう答えています。「それは企業秘密です。」
私たちは、尾道ブランドの一環として、2014年からすべてが手作り(手仕事)という、敢えて生産性の低いやり方で「おのみち朝捥ぎいちじくコンフィチュール」づくりにチャレンジしています。だから、生産本数は1日に30本前後、2021年度の目標生産本数は1,000本ぐらいを考えていますが、こればかりはお天気任せです。私たちはそんな商いもあって良いと思っています。
いちじくは雨に弱く、数日も雨天が続けば、いちじくの質が低下し、良質のコンフィチュールは生産できません。
そしていちじくは、傷みやすい果物です。いちじく生産者の方は、早朝の3時4時頃から夜が明けるまでの間に果実を捥ぎ取り、その後、選果作業を行うという大変な労力が必要とされます。そして私たちは、分けていただいた無花果(いちじく)を午前中の1〜2時間かけて、一つ一つ丁寧に皮を剥いで行くのです。尾道の朝捥ぎいちじくは、こうした仕込みがあった後、石田誠司シェフ考案のレシピに従い、グラニュー糖、レモン果汁、白ワイン、ブランデーを加えてコンフィチュールが製造されて行くのです。
【おのみち朝もぎ いちじくコンフィチュール】は、尾道の特産いちじく(蓬莱柿)の本来のおいしさを最大限に引き出した自然派食品です。
コンフィチュールとジャムの違い
ジャム(英語)は「ぎっしりと押し込む」という凝固した形状を意味するもので、多くのジャムがゲル化剤を使用して凝固させています。コンフィチュール(フランス語)は、砂糖や酢あるいは油などに漬けて保存するという目的から生まれた言葉です。私たちのコンフィチュールは食品添加物を使わず、すべての工程を手作業で仕上げています。存在感のある果肉の甘みがお口のなかでほど良く広がり、さっと切れ味よく消えてゆく、その味わいは格別で、きっと毎朝の食事が楽しくなるはず。ヨーグルトに入れたり、トーストにのせたり、マフィン、スコーン、パウンドケーキなど焼き菓子のソース、お肉との相性も良く、お楽みいただける期間限定の逸品です。
尾道産のいちじくとは
尾道産のいちじくとは
<取扱い上のご注意点>
●本製品は、煮沸消毒により瓶の機密性が高く、蓋(ふた)が開けにくくなっています。瓶を逆さまにして、蓋(1.5cm)だけが浸かる程度の沸騰した湯に90秒くらい浸せば、容易に開けることができます。開封後はお早めにお召し上がりください。
<長期保存の方法>
●残りの賞味期限が少なくなり、それでも「クリスマスや年を越し、さらに春すぎでも食べたい」という方には、賞味期限内の未開封のコンフィチュールを瓶ごと冷凍保存してください。食べたいときには、常温(自然)解凍すれば、問題なく美味しくお召し上がりいただけます。